投資が怖くなってやめた私。再開してみて分かったこと

お金の使い方と判断

何気ないきっかけで始めたことが、その後の自分に大きな影響を与えることがあります。

私の場合、それは「投資」でした。

もともと私は、「投資=ギャンブル」という、いわゆる昭和的な価値観の持ち主でした。

もちろん、自分で勉強した上での価値観ではありません。
「周りがそう言っているから」なんとなくそう思い込んでいただけです。ふ

私と同じ世代の方だと、「投資は自分とは関係ない」と思っている方も多いのではないでしょうか。


投資を始めたきっかけ

そんな私が投資を始めるきっかけになったのは、母の一言でした。

正直、私以上に「投資=ギャンブル」思考が強そうな世代の母から「投資をやってみたら?」と言われた時は、かなり意外でした。

母が勧めてくれたのは、横山光昭さんの「3000円投資生活」という本です。

投資のことを何も知らなかった私でも理解できる内容で、何より「3000円から始められる」というハードルの低さに惹かれました。

「それなら、ちょっとやってみようかな」

そんな軽い気持ちで、私は45歳のときに証券口座を開き、投資信託の積立を始めました。

積立金額は1銘柄につき3000円。教科書通りのスタートです。

ちなみに、41歳のときに変額個人年金保険に入っていたので、そこから3年遅れての「自分でやる投資」でした。


初心者らしい失敗

ですが、本を1冊読んだだけで「分かったつもり」になっていた私の投資は、まさに初心者らしい失敗の連続でした。

  • 毎日証券口座を確認する
  • 値動きに一喜一憂する
酔芥子
酔芥子

ちょっと投資って
しんどいかも…

そんな風に感じ始めた頃に迎えたのが、コロナショックです。

保有していた投資信託は、あっという間にマイナスになりました。

コツコツ貯めた貯金をおっかなびっくりで投資に回していた私です。
資産が目減りしていくのは想像以上にストレスでした。

そこで私は、売却こそしなかったものの、積立をやめてしまいました。
(しかしここで「売却」までしなかったことが後々の転機となりました。)

そしてそのまま数年間、私は証券口座を放置。
ログインすることもなくなりました。

いわゆる「初心者が一度は通る失敗道」を、しっかり歩いた形です。


再開のきっかけ

そんな私が再び投資に戻るきっかけになったのは、新NISAの存在でした。

「新制度になる『新NISA』はお得らしい」
そんな情報をきっかけに、放置していた証券口座にログインしたのが2022年の終わり頃です。

コロナショックも落ち着いた頃でした。

そして久しぶりに見た口座の状況は、想像とは全く違っていました。

あれだけマイナスだった投資信託が、プラスに戻っていただけでなく、大きく成長していたのです。

全くの偶然とはいえ、この出来事で

投資は短期で結果を見るものではなく、時間をかけて育てるもの。

という「積立投資のセオリー」を、私は初めて実感したのです。

そこから私はすぐに旧NISAを始め、現在の新NISAへと移行していきました。


投資で変わった考え方

・一度投資とは距離を置いたこと
・自分の投資信託の成長を振り返ることができたこと
で、それからは落ち着いて投資と向き合えるようになりました。

その結果、投資に対する理解も少しずつ深まりました。

投資はギャンブルというよりも、自分の資産を守りながら育てていくものだと感じるようになりました。

そしてこの気付きは、保険の見直しにも繋がっていきました。

変額個人年金保険を見直し、解約するという判断ができたのも、投資の仕組みを少し理解できたからでした。

つまり私にとって投資は、「お金を増やす手段」というよりも、
「お金の仕組みを理解するきっかけ」だったのだと思います。


結論

投資を始めた当初の私は、完全に「分かったつもり」の状態でした。

そして、失敗してやめて、また戻ってきました。

遠回りではありましたが、その中でひとつ分かったことがあります。

投資は「上手くやること」よりも、「続けること」の方が重要だということです。

  • 続けられる金額でやる
  • 途中でやめない
  • 分からないまま大きく張らない

このシンプルなことの方が、ずっと大事でした。

何年後かにまた考え方が変わるかもしれません。

それでも次は、「分からないままやる」のではなく、
「自分で理解して続ける」方を選びたいと思っています。

何気ないきっかけではじめて、失敗もした投資。この経験のお陰で、根拠なく「何とかなるだろう」と思っていた老後に、少しだけ現実的な道すじを引けた気がします。


※この記事は投資を勧めるものではありません。私自身の体験と判断の記録です。正解を提示するものではなく、「どう考えて決めたか」を残しています。もし同じように迷っている方がいれば、その判断の参考になれば幸いです。

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