2024年から始まった新NISA制度をきっかけに、
「投資を始めた」という声をよく聞くようになりました。
それに伴って、こんな意見もよく見かけます。
「保険はムダ」「投資をしろ」
どちらも一理ある話です。
実際、私自身も保険を解約して、その払戻金を原資に投資をしています。
なので一見すると、
保険やめて、投資にして良かった〜
…と言う側の人間です。
でも、正直なところ思うんです。
それ、どっちが正しくて、どっちが間違いかで決める話じゃないんじゃない?と。
私は50代・低収入。
余裕のある資産家でも、リスクを取りまくれる立場でもありません。
そんな私が、保険をやめて投資を選び、
それでも「全部はやめなかった」理由。
その上で出した結論は、かなりシンプルでした。
結論:保険か投資かは“損得”ではなく「不安の扱い方」
保険か投資か。
これは「どっちが得か」の話ではありません。
自分の不安をどう処理するかの話です。
実際、私は変額個人年金保険を解約し、その払戻金を投資に回しました。
数字だけ見れば、たぶんその判断は「正解」だったと思います。
手元に残るお金も増えましたし、運用の自由度も上がりました。
でも、その一方で、
「もし何かあったらどうしよう」という不安がゼロになったわけではありません。
だから私は、すべての保険をやめることはしませんでした。
つまり、こういうことです。
・不安をお金で消す → 保険
・不安を抱えたまま増やす → 投資
このどちらを選ぶかは、「得か損か」ではなく、
自分がどれくらい不安に耐えられるかで決まります。
よくある誤解:保険はムダ、投資が正解?
私が保険の解約を意識し始めて色々調べていた時、
「保険はムダだからやめた方がいい」
「その分を投資に回した方がいい」
こういった意見を、かなりよく見かけました。
実際、私もそう考えて保険を解約しました。
なので、この考え方自体を否定するつもりはありません。
ただ、ここで一つだけ思うことがあります。
これ、誰にでも当てはまる話じゃないよな…という点です。
例えば私の場合、独身で子供もいません。
だからこそ、保険を解約するという判断も比較的あっさりできました。
でも、これが
- 家族がいる人
- 守るものがある人
- 自分に何かあった時に困る人がいる人
だったら、同じようには考えられなかったと思います。
それに加えて、
- 十分な貯蓄があるか
- 収入に余裕があるか
- 多少のリスクを取っても生活が揺らがないか
ここもかなり大きいです。
この条件が揃っている人にとっては、保険を減らして投資に回すのは合理的です。
でも、
- 貯蓄に余裕がない人
- 収入が不安定な人
- 万が一が起きたら生活が崩れる人
この場合は、同じ判断が正解になるとは限りません。
だから「保険はムダ」と一括りにするのは、少し乱暴な気がしています。
保険と投資は、そもそも役割が違います。
保険と投資を「どっちが得か」で比較すること自体がズレているのかもしれません。
保険の役割
- 万が一に備える
- 精神的な安心を買う
投資の役割
- お金を増やす
- 将来の選択肢を広げる
つまり、
👉 保険は「守り」
👉 投資は「攻め」
役割が違うだけです。
私の実体験:保険を解約。でも全部はやめなかった
ここまで書いてきた通り、私は保険を解約して投資に回しています。
ただし、全部やめたわけではありません。
具体的には、
- 変額個人年金保険 → 解約
- 先進医療特約 → 解約
- がん保険 → 継続
こういう形に落ち着きました。
この判断に至るまでに考えたのは、すごくシンプルで、
「自分で払えるものは、保険に頼らなくてもいいのでは?」という点です。
ある程度の現金を手元に確保しているので、
通常の医療費であれば、そこから対応できると考えました。
だから医療系の保険は解約しました。
一方で、がんに関しては話が別でした。
金額の問題というよりも、
どうしても「不安」が残るという感覚です。
理屈だけで割り切れるものではなかったので、
がん保険はそのまま残すことにしました。
今振り返ると、
・払えるものは自分で払う
・どうしても不安が残るものだけ保険でカバーする
この形に自然と落ち着いたんだと思います。
完璧に合理的な判断ではないかもしれません。
でも、自分の中では無理のないバランスになっています。
判断の基準はこれでした
① 現金で対応できるか
医療費として、ある程度の現金を確保しています。
→ そもそも社会保険があるので、医療保険は不要と判断
② それでも残る不安は何か
がんに関しては、どうしても不安が残る。
→ 現在の自身の体の状態から、がん保険は継続
つまり私は、
👉 合理性だけでなく「感情」も含めて決めました
ここで「合理性」だけ優先してがん保険を解約していたら、
定期検査の度に不安になると思いました。
保険が向いている人、投資が向いている人
ここまで読んでいただいた方は、
「結局、自分はどっちなんだろう」と思っているかもしれません。
あくまで私の考えですが、目安はこんな感じです。
保険が向いている人
- 不安が強い人
- 貯蓄に余裕がない人
- 万が一の時に生活が崩れる可能性がある人
- 考え続けるより、安心して任せたい人
投資が向いている人
- 長期で放置できる人
- 一時的なマイナスを受け入れられる人
- ある程度の余剰資金がある人
- 最終的な責任を自分で持てる人
どちらが正しいかではなく、
自分に合っているかどうかになると思います。
おわりに:私は「両方」を選びました
結果として私自身は、保険も投資も両方使う形に落ち着きました。
最低限の安心は保険で確保して、
それ以外は投資に回す。
このバランスが、今の自分にはちょうど良かったからです。
もちろん、これが正解とは限りません。
人それぞれ、状況も不安の大きさも違います。
だからこそ、
「自分はどうしたいか」で決めることが大事だと思っています。
完璧な答えはなくても、
自分で考えて選んだものは、後悔しにくいのではないでしょうか。
少なくとも私は今のところ後悔はありません。
もし迷っているなら
もし今、保険か投資かで迷っているなら。
考えるべきはこれだけです。
👉 「自分はどれくらい不安に耐えられるか」
これを無視して、
- とりあえず保険
- とりあえず投資
これをやってしまうと、たぶんどこかでブレてくると思います。



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